北九州に棲むホタル【ヒメホタル】
ヒメボタルには、大型(オス9mm、メス7.5mm、発光間隔1秒)と小型(オス7mm、メス6mm、発光間隔0.5秒)の2タイプがいることが明らかになっています。そのうち、北九州では、小型のヒメボタルが確認されています。
ホタルは一般的にメスの方が大きいとされていますが、ヒメボタルはオスのほうが大きい珍しい種類です。
■成虫が見られる時期
4月~8月まで発生するが、標高や緯度によって異なります。北九州市では、6月~8月まで見ることができます。
■特徴
◎色 オスの頭の色は黒色、前胸は淡紅色で前方に黒い大きな斑紋があります。(この斑紋は、地域により変異多)
◎発光器 メスは第6腹節のみで、発光器がB型、オスは第6~7腹節で、淡黄色です。
◎羽 メスの下翅が退化していて、飛ぶことはできません。
■生息場所
九州、四国、本州まで生息していますが、小型のものは関東地方、以西で見られます。平地~山地の杉林や林道沿い、低地の人家周辺に生息しています。
■交信(発光パターン)、交尾
大型と小型で発光パターンが異なります。小型の場合、0.5秒に1回規則的に閃光を放ちます(大型の場合1秒間隔)。メスは2~3秒に1回瞬く誘引信号を放ちます。
オスが発光した後に一定のタイミングでメスも発光し、時間差を認識した後、交尾にいたります。
■卵
直径0.6mmの卵を土の中に産みつけます。飼育下では、約30日でふ化しますが、気温、地温などの条件で変化します。
■幼虫
ふ化した幼虫は約2mmで淡褐色です。陸生なので、背版は硬くて丈夫で茶褐色、終齢時には、黒褐色に変化し大きさは12mm程度になります。腹面に淡黄色の発光器がありますが、外見からは分かりません。
餌は、オカチョウガイやベッコウマイマイなどの陸生の巻貝です。ふだんは、ほとんど土中で生活し、時々地表に表れます。
■サナギ
5十分に成長したサナギは、簡単な土繭を作って、前蛹を経て蛹になります。気候によって変化しますが、約1ヶ月程度で羽化します。
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