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Q1. オスとメスは、どうやって見分けるのですか?
種類によって、多少異なりますが、北九州で見られるゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルは発光器で見分けることができます。オスは第6腹節と第7腹節、メスは第6腹節のみが発光器になっています。

ホタルの
種類
成虫の体長 腹部発光器
[黄白色]
発光周期
[色]
成虫の発生 幼虫の
生活
ゲンジ
ボタル
めす 18mm hs1.gif 約2秒間隔
[黄色]
5月下旬~
7月上旬
水中生活
[8月~
翌年3月]
おす 15mm hs1.gif
ヘイケ
ボタル
めす 10mm hs1.gif 約1秒間隔
[黄色]
6月~10月
[時として
10月頃]
水中生活
[8月~
翌年4月]
おす 8mm hs1.gif
ヒメ
ボタル
めす 5mm hs1.gif 約0.5秒間隔
[黄色]
6月~8月 陸上生活
[8月から
2年間]
おす 7mm hs1.gif
Q2. オスとメスはどっちが多い?
他の生物と同様にホタルの世界でも、オスの方が数が多いといわれています。その比率は、3:1程度であると考えられています。
オスのほうが生存率が低いせいだとも考えられていますが、ホタルの世界にも嫁不足があるのかな。

Q3. ホタルはどんなふうに飛ぶの?
ホタルを鑑賞するのにもっとも適した時期は、日没後1~2時間後。この時間に最もホタルが飛び交うといわれています。空中を飛び回っているのは、ほとんどがオスのホタルです。
オスは、空中をゆっくり(ふらふらと?)飛び、草の間や木の影にいるメスを探します。ホタルは「なわばり」を持たないので、メスを探すために、あちらこちらを飛び回ります。
メスが飛び回るのは、産卵を開始する深夜からで、川面の低い位置を早く直線的に飛びます。そのとび方の違いは、まったく違う生き物のようです。

Q4. ホタルはどのくらい飛ぶの?
ホタルは上流に向かって飛ぶといわれています。オスで平均200m、メスで400m程度上流にもどるといわれています。これは幼虫が、川に住んでいる間、水に流されて最適な生息場所に戻るためだといわれています。でも、どっちが上流かきちんと見分けることができるなんて、ホタルはえらいですね。
ただし、街灯などがある場合、光を嫌ってホタルはそれ以上上流に飛んでいくことはできないのだそうです。

Q5. ホタルはどのくらい生きるの?
ホタルの成虫はエサを食べず、夜露を飲むだけだといわれています。
オスの平均寿命は3.3日、メスの平均寿命は5.7日。雨風にたたき落とされて死んでしまったり、クモなどの天敵に捕まってしまう場合も多くあります。飼育した例では、最長27日まで生きたという例もあります。
また、ふ化する時期もオスのほうが早いというデータがあります。

Q6. どうやって卵を生むの?
ゲンジボタルは、川辺のコケに産卵します。ひと粒ひと粒、ていねいにコケの小さな茎と葉の間に産みつけられます。産卵は深夜に行われることが多く、明け方まで続きます。産卵場所を探している最中に産卵中のメスを見つけると、そこに近づき、集団で産卵することがあります。

Q7. ホタルは1年間しか生きられないの?
ホタルの光っている時期に、川のなかで光っている虫を見ることがあります。これは、ホタルの幼虫です。ホタルは、基本的に1年で幼虫からさなぎ、成虫へと成長します。十分に成長しなかったり、サナギになる環境が整わなかったりした幼虫は、もう一年川の中ですごします。
ホタルを見に行くときには、川の中も注意して覗いてみてね。

Q8. ホタルは甘い水が好き?
北九州市ほたるの会の元会長の山岡 誠さんが行った実験では、5日間かごに閉じ込めたホタルに普通の水、砂糖水、ハチミツ水、カブトムシの人工飼料の4つの液体をカゴに入れてみたところ、ふつうの水よりも砂糖水などの甘い水を飲んだという結果でした。
さらに、ふつうの水で飼育したホタルより甘い水で飼育したホタルのほうは平均で1週間程度長生きし、生まれた幼虫の数も約2倍という驚くべき結果がでました。
実験に使ったホタルの数が少ないので、確定はできないが、やっぱりホタルは「甘い水が好き」らしい。(ほたる新聞10号より)

Q9. ホタルの幼虫はどのくらいの高さの川岸を登れるの?
北九州ほたるの会会長の中村光男さんの話によると、ホタルの幼虫は、サナギになるため川岸をのぼる時整備された垂直の壁でもどんどん登るということだ。そのがんばりようはすごいもので、30mくらいのコンクリート壁でも登ってしまうらしい。
ただし、登りついた時にもし潜りこめるような土がなかったら、かわにそうに死んでしまうそうだ。ホタルのガンバリが無にならないような川にしないといけないね!

○参考資料:
ホタルの水、人の水(遊磨 正秀著/新評論)
図解 親子で楽しむホタルの飼い方と観察(大場 信義著/ハート出版)

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